>Requiem

その91・・・『感謝の気持ち』・・・・


毎年12月に開催されている神戸ルミナリエは今日で閉幕です。
また今年も行く機会を得ず・・・

先日の見かけた新聞記事をご紹介。

『6才で阪神大震災に被災した女性らが、家族やボランティアへの
感謝の気持ちをつづった手紙を読み上げるラジオ番組が14日
神戸市長田区のコミュニティー放送局で放送される』

制作をしたのは関西学院大の学生で、授業の一環として
制作されたそうですが、当時はまだ幼くて言えなかった
「ありがとう」を電波に乗せたそうです。

今二十歳前後の彼ら彼女らが、自ら「被災体験を覚えている
最後の世代、感謝の気持ちをずっと伝えていきたい」と
話しています。

でも、当時すでに大人であった私たちにとっては
そんな子どもたちの存在そのもの(我が子を含めて)が
感謝の対象だった気がします。

どんな状況でも、未来を信じて疑わずに
楽しむことにどん欲な子どもたちの姿というのは
沈みがちな被災地にとって、救いだったんじゃないでしょうか

災害から、1,2ヶ月、子どもをつれてそれぞれ実家などで
過ごしていたのですが、帰ってきた時、もといた団地の年配の方から
子どもの声が聞こえなくて淋しかったと言って頂きました
一歩間違えれば騒音にもなりかねない、幼児の声なんですけどね(^^ゞ


守るべき存在があるということが復興の力になったのは
言うまでもありません。






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