>Requiem 暖冬傾向にあった今年の冬 まるでこの日に合わせたように寒波がやってきて 今朝の気温はあの日を思い出させるような冷え込みでした 刻々と白んでいく空を見ながら、あの日のこの時間は 何をしていただろうなと思いながら過ごしていました まだ未曾有の災害だと気付いていなかった、朝 ドキドキしながらも洗濯をしてしまったり お正月の残りのお餅を食べさせて、洗い物をしようと思ったら 水が出なかったこと、テレビに映る信じられない光景 しょっちゅう起こる余震に怯えていたこと 丸13年を迎えようという ここ数日の新聞記事では あの頃子どもだった人達のその後を追うものが目立ちました 避難所で遊んでくれた優しい自衛隊のお兄さんが 崩れた家から自分を助け出してくれた人だと知り 今は自衛隊員になった青年 当時の少年や少女は、消防隊員になったり 救急救命医師を目指したり、防災について学んだり 直接災害に関係のある仕事でなくても 音楽で元気づけようだとか、写真を撮ったりだとか あの出来事が直接的、間接的に大きな影響を 与えてるのだなと、改めて思いました。 災害は、起こらないのが一番いいけども。 体験は悲惨なものばかりだったけども。 人の役に立ちたいと強く思える目標を持てたことは 子どもたちにとって、唯一良かったことでしょうか |