>Requiem 阪神大震災から12年半になりますが 心のケアが必要な子どもたちがいます 兵庫教育委員会が震災後毎年7月1日に 平成7年4月1日までに出生した児童・生徒を対象に 担任や養護教諭からの聞き取りとアンケートを実施しています。 今年は全員が中学生になりました。 14万5600人が対象となり、その中で配慮が必要な生徒は 昨年度比151人減の341人だったそうです。 ピーク時には4000人を超えていたので 人数だけ見ればずいぶん減ったと思えますが まだ300人以上います。 トイレなど一人で密室に入れない 物音や揺れに極端に反応する、などの症状がある子どももいます。 マシンは今中学3年で、震災の時の記憶はほとんどありません。 それより下の子どもたちなので、当時まだ、ほとんど赤ちゃんといって いいような子どもたちだったのです。 恐怖が潜在的にすり込まれてしまったのかもしれません 要因としては、避難所生活の記憶や住居移転の影響などの「住居環境の変化」 そして保護者の失職や両親の離婚など「経済環境の変化」 この二つが主だったものになっています。 12年半経った今となっては、震災だけが要因なのかどうか 新聞記事を読むだけではわかりませんが そうでなくても、この二つは子どもたちが健康に育っていくのに 不可欠なものなのに、震災によって突然奪われてしまったなら そして、その後適切なフォローがなかったとすれば 未だに心に傷を抱えたままの中学生がいてもおかしくないかもしれません これからも引き続き、心のケア担当教員の派遣継続を国にもとめていくそうです。 今の中学生を見ていると、震災のためだけでなくとも 心のケア担当教員は必要不可欠な気がしますが・・・ |