>Requiem

その88・・・『先人の知恵』・・・・


毎月レクイエムを書いていますが、日本国内はもとより
世界に目を向けると、ほんとに毎月のように地震による
災害が起こってるなあと感じます。

先週、12日にもインドネシア・スマトラ島が大地震に見舞われました。
亡くなった方も多いこの地震
地震直後に住民が一斉に避難し、津波の直撃を受けながら
一人も犠牲者を出さなかった集落があるそうです。
04年のインド洋大津波があってから、地震の度に
自主的に避難するようになったそうです。

300世帯が暮らす集落だそうですが、みんなが津波の恐ろしさを
痛感して、少しの揺れでも非難する意識は素晴らしいですね。
同じ海辺に暮らす私も、もう少し真面目に津波対策
考えた方がいいな・・と反省しました。

そしてもう一つ興味深かったニュース
この地震で木や竹を建材に用いた伝統家屋の方が
被害が軽微だった可能性が高いことが、わかり、
調査団は「伝統工法は、近年一般的になったれんが建築の
住宅より耐震性に優れている」として、分析を進めているそうです。

昔から地震が多かった土地で、人々の知恵が耐震性の高い工法を
生み出したといえるのでないかと、記事は締めくくっています。


きっと日本も同じように、木や竹や土や、自然素材で
作られた日本家屋の方が色んな意味で日本という風土に
合っているんでしょうね

いくら現代の研究開発が進んでいるとはいえ
先人の知恵をおろそかに出来ないのは
何事においてもだなあ・・としみじみ感じます





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