>Requiem
その11・・・・今年もルミナリエ・・・
震災後、鎮魂と神戸の復興を願って行われているルミナリエ。
ご存じの方も多いと思います。(詳しくはこちらをどうぞ)
今年も点灯され、すでに多くの人が神戸の街へと足を運んでいます。
実は私はルミナリエに一度も行ったことがありません。
何か特別な想いがあるわけではなく、寒さと人混みが苦手な
だけなんですけど(^^;
間近で見たいなあと言う気もするのですが、元来出不精なのに
すごい人だった〜・・・と話を聞くたびに気力が失せていきます(笑)
その代わり・・と言っちゃなんなんですが、私が住んでいるまちでは
「光のツリー」があります。マンション敷地の中程にあるシンボルツリーに
毎年、クリスマスの時期、イルミネーションが灯るのです。
それにあわせて、各家の窓もウィンドトリートメントと言うのでしょうか、
イルミネーションに飾られてそれはそれはキレイです。
マンションが「災害復興住宅」である事も合わせて、何回かテレビでも
紹介されているので、ご覧になった方もいるかもしれません。
毎年12月の初めから、クリスマスまでの点灯だったのですが
来年は新世紀の幕開けということもあって、12月、1月と
2ヶ月点灯することになったのですが、そこでちょっと一部で
小さな論争が起こっていました。
新世紀だからといって、お祭り気分で1月17日も点灯するのか?と。
もちろん、17日には別に鎮魂の集いをするわけなんですが
その日には消灯したほうが・・という意見までありました。
結局は、お祭り騒ぎで点灯するわけではないので・・・・と
みんな納得したようですが、光が灯っているから、浮かれ気分・・って
訳ではないですよね。ルミナリエしかり。
例えば盆の送り火しかり。
「灯をともす」というのは、一種神聖な、厳かな行為ですよね。
だけれども、やっぱりルミナリエも、光のツリーも、J-FRIENDSも
惰性でなくて、そのたびにどうしてそれをするのか?を
思い出さなくちゃね・・・と思うのです。
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