光「だから、強いて言えば・・愛は恋よりも、深いってイメージがあるかなあ」
剛「なるほど」
光「っていう風な言い方をしたら、そういう風に書かれるんです」
剛「うんうん、わかりました。これで、謎はすべて解けた」
光「おっ・・・本物やぁ!すごい!」
剛「じっちゃんの名にかけて!」
光「わー、24才のじっちゃんの名にかけて」
剛「うん・・初めてですよ。24才に・・」
光「何年ぶりに言うたんか?」
剛「何年ぶりでしょうねえ?24才になって初めてじっちゃんの名にかけて言いましたよ、今」
光「ええ、すごいね、いいもん聞いた」
剛「おじいちゃん・・天国ですからね。ウチも」
光「ふふふ(笑)そうですか」
剛「おじいちゃん別に探偵とかでもないですしね」
光「急に、なんか寂しい話になっちゃったじゃん」
剛「ふははははは(笑)」
光「どうしたらいいんだ、こっちは」
剛「全然寂しないよ。ちゃんといっつもお墓行って。お墓掃除して、草むしって、で、いっつも写真撮ってくるんですよ」
光「ああ、そうですか」
剛「墓石バックに、はい、チーズ(笑)」
光「一緒にね。おじいちゃんと一緒にね」
剛「で、おじいちゃん写らへんかなあっていっつも思うんですよ。おじいちゃんね、ハイライト好きなんで、タバコをさしてあげて、おじいちゃん、行くで〜、写りや〜って言うて、はい、チーズって撮るんですけど写らないなあ」
光「写らないんや。それは写らないっていうのはやっぱりこう・・」
剛「いいことやと思うねん、逆に」
光「いいこと、幸せな状態なんじゃないですか?」
剛「写ると良くないと思うんやけど」
光「ねえ、何か訴えかけてるって」
剛「あまり・・なんかこんなんなんって写ってもイヤですけどね(笑)」
光「妙に・・ひょうきんな形でね」
剛「ふふふ(笑)新年会の部長クラスみたいな・・飲み過ぎですよ〜みたいに写ってても」

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