>Requiem 「生活復興調査」の結果を公表したそうです。 県内の震度7地域と都市ガス供給が止まった地域の計3300人に 調査票を郵送し、1288人から回答を得たそうです。 それによると、75・5%の人が被災者意識は「なくなった」と 回答しているそうです。確かに震災10年をすぎ『復興』という言葉も あまり聞かれなくなりました。 以前はお母さん友達が数人集まれば、震災の時はどうしていたかと 話題になったものですが、そういうこともなくなりましたもんね ただ、一方で震災の地域経済への影響を「脱した」と答えたのは 半数にとどまったそうです。2割近くの人は、家計にも影響が残ると 回答しているそうです。 『震災体験を「過去から消したい」とする人が3割に上り、 阪神・淡路大震災が残した傷跡の大きさもあらわになっている』と 報じられていますが、あの震災で家族や友人や、はたまた家を失った人にとっては 過去から消したいと思うのも無理はないことでしょう 例え10年経ったからといって、心の傷が簡単に癒えるとは思えません 反対に「得難い経験だった」と答えた人は8割に達したというデータもあります 震災があって良かったとは決して言えないけども 震災に遭ったことによって、人の優しさに気がついたり 生きていく知恵を学んだり、何事もなく生きていたら気がつかなかった事を 経験出来たと、悲惨な災害からも肯定的なものを見いだそうとする 人の力強さというものも感じられますね |