>Requiem

その6・・・・番外編・現在1・・・


今回は、当時の記憶をちょっとお休みして
現在のお話をしたいと思います。

今、住んでいるのは被災地であるN市に震災後出来た
復興住宅で、14階程度のマンションが建ち並び
この埋め立て地はちょっとした小さな街になっています。
そして、新しい小学校と、中学が一つずつ。
子どもが減少傾向にある昨今、小学校が新しく出来ることは
まずないと言われており、(以前住んでいたところも
二つの小学校が統合されていました)市内では
最後の小学校になるのでは・・・と言われています。
つい2年前に出来た小学校なので、私が小学生だった頃とは
いろいろ違って、キレイで新しいのですが、意外にも
震災後は、市の予算が非常に苦しくて、新しい学校に
きちんとした設備・備品等がないのです。
もちろん、必要なものはそろっていますけどね(^^;

この辺のことは、また別の機会に話そうと思っていますが
図書室の本も2年がかりでやっと揃ってきたし、
そして、どこの学校にも子ども達のためのスポーツクラブが
あると思うんですね。地域の方が主催だったり、形態は
いろいろだと思うんですが・・・。
そういう事を、子ども達にもさせてやりたいと、奔走してるのですが
学校の備品がなくて、驚きました。
もちろん授業で使う、バレーボールやバスケットボールはあるのですが
サッカーのゴールネットがない、野球にいたっては、あるのは
グローブが数個のみ(^^;線を引く石灰や、グランド整備に必要な
トンボも不足してる状態でした。
各自で用意すればいい・・と思うでしょうが、やはり被災された人の
割合が圧倒的に高いと、あまり無理な事も言えないし・・・。
だって、実際に同級生にも震災でお父さんを亡くされた方や
全壊した家のローンを払っている。。という話も聞きますから。

そこで思い出すのが、J−Friends。
あの収益金は確かすべて神戸に寄付されるんですよね。
いつもそこまでは報告あるんですけど、そのあと
どういう使われ方をしたのか聞いたことありますか?
最近、とっても気になるんですよ(笑)
もちろん神戸が無駄な使い方をしてるとは思いませんし、
最も被害の大きかったところなので、援助はまだいくらあっても
足りない状況だと思います。
だけど、どこでどういう風に役にたったのか、CDを買った人なら
気になりませんか?

被災地の小学生が、何かを我慢することなく
勉強したり遊んだり出来るように。。。


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