>Requiem

その123・・・『28年目』・・・・



今年も5時46分
テレビの東遊園地の映像と一緒に
黙祷しました

ルミナリエは去年もなかったけど
1.17のつどいは開催されていましたね。
「1995 むすぶ 1.17」の形に灯籠を並べたのは
地元の高校生という記事を見ました。

あの時彼らはまだ生まれていなかったのだと思うと
時の流れを感じます。




実は今年3日前まで、この日のことを忘れていました。
新聞で追悼の文字を見て、ハッとしたのです。


昨年の9月に父が骨折して現在も入院中
そして先月は母が圧迫骨折して通院中
さらに認知症の症状も出てきて
日々を送ることで精いっぱいでした。


28年前は幼い子供の育児中でしたが
当時は自分も両親も若かったし
先行きの不安はさほどなかったのです。

もし今、あの頃のような災害が起こったら?と思うと
ゾッとしすぎて、もはや何も考えられないというのが
正直なところです。

起こるかもしれない災害に対しての準備や心構えよりも
今、現在をどうするかでいっぱいいっぱいなんですよね。

おそらく当時もそんな人はたくさんいただろうし
多少は想像をしていたけど、実際その立場になってみないと
わからないことがたくさんあります。

同時に自分も年を重ねて、思うように動けないし
判断力も衰え、不安しかないです。

防災への備えを考えたり準備したりというのは
ある程度、心身ともに余裕がないと出来ないことだけど
本当は余裕がない人こそ、備えは必要のはずですよね。


とはいえ、水や食べるものなどを多めに備えておくというのは
当たり前のように、日常的に出来るようになったし
防災リュックはいつも枕元にあるので
今日はせめてその点検をするようにしようかな。


何も考えていない状態で遭ったあの時よりは
備えや教訓は少しでもあるはず。