>Requiem

その119・・・『24年目』・・・・



阪神・淡路大震災から24年目


昨年2018年は、大阪や北海道でも大きな地震がありました。

大阪の地震の時は、朝早かったのですが
両親をつれて大学病院の順番待ちをしている時に地震に遭いました。

広い待合室にいるときに、大きく揺れたので
私は近くの机の下に入ったのですが
老親は、大したことはないと思っていたのと
とっさに動けなかったのとで、椅子に座ったままでした。

あのまま、揺れがひどくなっていたら、と思うとぞっとします。
私一人では、自分の身を守るだけで精一杯だったと思うのです。

幸い大きな被害はなかったものの、電車が止まったり
道路も通行止めになったりで、家に帰るのに苦労しました。

その時に思ったのは、情報を得るには、地元のラジオが一番だということ。

でもラジオが聞けるデジタルウォークマンを
その日に限ってもって出かけていなかったので、
スマホのアプリを使ってラジオを聞きつつ、
でも充電が心配なので、途中からはラジオ局が発信してくれている
ツイートで情報を得ていました。

その時の教訓で、近くでも、半日で帰る予定の時でも
出かける時は必ずデジタルウォークマンとモバイルバッテリーを
もつようにしています。

ペットボトルなどは、それまでにも持つようにしてたので
さらに荷物が増えてますけど、出先で災害に遭ったら、と思うと
あの時の不安が蘇るので・・



大阪は、今も屋根にブルーシートがかけられたままの家が
あちこちにあります。

地震のあと、さらに台風の被害にも遭って
本当に次から次へと災害に見舞われた昨年でした。



阪神淡路大震災の追悼行事がどんどん減っていく中
風化を危惧するニュースも見ます。

発生時刻に追悼行事をしなくても
あの時に震災に遭った人は、忘れないですよね。

そのあとも各地で起こる震災、災害で
阪神淡路の教訓が生かされていること
人々のボランティアの意識
備える意識、

そういう目に見えないものに、ずっと伝わっていて
風化どころか、さらに進化してるんだと思います。