>Requiem

その114・・・『20年目』・・・・


阪神淡路大震災から20年

震災によって亡くなられた方
また震災が原因で亡くなられた方のご冥福をお祈りします


あの年に生まれた子供達が今年成人式を迎えました。


この子達は一生、震災の年に生まれたと言い続けられるんでしょうか
誕生日が1月17日で(あるいは3月11日で)
素直に祝えないという人がいるように、
何かのカセにならなければいいんですが


昨日あるラジオのメッセージテーマが20年前何していましたか?
というものだったので、メールしてみました。
1月14日に大阪厚生年金会館でKinKi Kidsのコンサートに行ってて
その3日後に震災があり、ニュースの映像で、がれきの中にある
コンサートパンフレットを見た・・という
このレクイエムの「その1」に書いてある内容を読んでもらい
KinKi Kidsの曲をかけてくれました。


この間、一番昔の記憶はなにか、という話をしていたのですが、
どうやらリクは幼稚園入園前のことは、ほぼ記憶にないらしい。
ということは、最初の記憶と呼べる記憶は、震災なんですね。
あの時の揺れと恐怖、物が落ちていく音、
それが人生最初の記憶なんだそうです



生まれた子供が成人するくらいの長い時間であるのに
当時のことを思うと、つい昨日のように感じます。
あれから、全国各地で様々な災害があって
自然の猛威をイヤと言うほど見てきているのに
普段は忘れて生きています


それでも、家具が地震で倒れないように気を付けたり
寝てる部屋では危険がないように工夫したり
食料や水の備えを、すこし多めにしておくこととか
被災する前には、考えなかったことを自然と考えるようになっています。


神戸では、震災を経験していない人の割合が年々増えています。
それはもう確実に。もちろん当たり前に。

だからこそ、次の世代に伝えていかなくちゃ。
家族が、それぞれ遠くの場所で暮らすようになればなおさら
そこでどのように災害に対する備えをするか。
どんな風に安否を連絡しあうのか。

年月が経って、自分も年を取ったり
年老いた両親がいたり、家族の形も変わっていくにつれて
備えもまた変わってくると思うのです。

日頃連絡がスマホだよりになっていると
充電切れただけで、お手上げですよね。
さて、どうしたものか