>Requiem

その110・・・『天国にぶっ放せ!』・・・・


3月11日
明日で東日本大震災から1年となります

1年が経って「忘れないでほしい」という言葉をよく耳にします。
たった1年で忘れてしまえるわけがない
東北から遠く離れていても、まだ記憶は生々しく
1年やそこらで、復興も人の傷も癒えたりしません

阪神淡路大震災の時、災害から1ヶ月ほどでも
もう東京のあたりでは、他人事のように思われていた
というような話を聞いたことがあります。
もちろん、みんながみんなそうではないと思いますが
多かれ少なかれあったように思います

あの時と今が違うのは、インターネットの普及でしょうね。
震災直後から、ツイッターはじめインターネット上で
様々な情報が飛び交いました。

それによって遠く離れていても、震災を身近に感じる人が
ぐっと増えたのではないでしょうか。
もちろんそれによる弊害もないことはないですし
全員がインターネットに触れてるわけではないですが・・


忘れていないとは言っても、日常の生活の中で
四六時中東北のことを考えてるわけではないし
自分の楽しみや、贅沢や、わがままを優先することも多いです。
震災をふり返る報道を見ると、具合が悪くなってしまうほど
感情移入しすぎてしまうので、あまり見ないようにしています。


それでも今日は、スコップ団の「天国にぶっ放せ!」
宮城県泉ヶ岳から天国に向けて打ち上げる2万発の花火の
UST中継を延々見ていました。

詳しくはこちらの糸井重里さんとスコップ団 平了さんの対談を
ご覧下さい
http://www.1101.com/schopdan/

2万発の花火は、2万人の犠牲者と同じ数
6時過ぎから打ち上げられた花火は、延々と1時間以上に及びました

2万人という数を、全然実感してませんでした
花火の一つ一つが、命だと思うとそれだけで涙が溢れます
とてつもない重みでした


2万発の花火を打ち上げるお金があるなら、
もっと他のモノに使うべきだろう。
もちろんそういう意見を持つ方もいらっしゃるでしょう。

詳しくは先ほどの対談を読んでいただきたいのですが
天国に想いを伝える手段として、
花を供えるように。元気だと伝えるために。

その気持ちに、賛同出来たのでわずかながら募金もして
中継も見ていました。


明日も各地で色んな催しがあるでしょう。
『Marching J』も東京ドームで募金が行われますね。

集まった支援金は、子供たちを支援する基金に全額寄付すると
ジャニーズネットに書かれていましたが、
明日具体的な報告もあるのでしょう。

『Marching J』の活動について賛否色々あるようですが
本当に想いがあることならば、賛同出来ると思うのですよ。

東京ドームには行けませんが、混乱なくみんなの想いが届きますように。