>Requiem

その101・・・『14年目』・・・・


震災から丸14年目の今日は、週末土曜日
穏やかな晴れの日となりました

17日が近づくにつれ、それと意識していなくても
新聞やテレビでは、震災に関するニュースやトピックが目に付きました

今日は『防災とボランティアの日』と定められていますが
まだそんな割り切ったドライな呼び名で呼ぶことはためらわれます

阪神淡路大震災が起こった日であると同時に
多くの人の命日でもあるのですから。



ところでちょうど昨日剛さんのFM大阪の番組で
震災について少し話をされていました。

当時はすでに東京で暮らしていた剛さん
テレビで高速道路が倒れてるシーンを見て
あれ?これ何?どこ?日本??・・・となり
大阪と知ったわけですが、それ以外の情報がわからない
奈良は大丈夫なのか?!

その時、お母さんは高校の手続き等で東京にいたけども
お父さんやお姉ちゃんは奈良にいたので心配で電話をかけるも
繋がらない。めっちゃ不安で、何度かけても繋がらない・・

「仕事場行ってもおちつかへんねん、どうしよどうしよってなって・・」

その不安な気持ちがまるで甦るような語り口に
思わず涙しそうになってしまいましたよ

あの時その場にいた私たちも確かに不安だったけども
遠く離れたところで案じていてくれた人はもっと不安だったろうなあ
そんなところまで思いやることは今になってやっと出来るんですが。

私の実家も同じ市内にあって被害を受けましたが
幸いなことに、震災直後にもかかわらず電話が通じて
お互いの安否を確認することが出来たのです。
その後、電話はかなり通じにくくなったので
最初に確認出来てほんとに良かったと思いました。


普段は便りがないのは元気な証拠なんて言いますが
例え災害だとか非常事態ではなくても、時々は
元気にしてるよって便り、した方がいいですね。
自戒をこめまして。