ええ、このスタンダードエンジン、どういう意味かと言いますと、え〜・・・F1というのはもちろんなんでもありってわけじゃないですよ。テクニカルレギュレーション、そういうレギュレーション、決まったルールというのがもちろんあります。その中で各チームがですね、オリジナルの車を作成する、で、よーいどんで走って誰が早いか、というのがまあF1なんです。大きくざっくばらんに言うと。その中でスタンダードエンジン、これは全チーム同じエンジンにしちゃおうよっていうのがスタンダードエンジン(テーブルをどんどん叩いてます)の案なんですけども。こんなことしてしまってみてよ、例えばフェラーリがトヨタのエンジンを積むことになるんですよ。あり得ないっしょ。で、これのまあ、実際に完全決定ではなくて見送られたんですけど、あの、これを入札されましてどこのエンジンメーカーをじゃスタンダードエンジンにしようかと、いうのが持ち上がった時にコスワーズというね、エンジンメーカーがあるんですがそこが持ち上がったんですね。ですから、例えばフェラーリがコスワーズのエンジンを積むだとか、トヨタがコスワーズのエンジン積む、そういった形になりそうだったんですね。ま、というのもエンジンはやっぱりすごく心臓部分なんで、車の。やっぱりお金がかかるわけですよ、年間的に。そうするとプライベーターのチーム、メーカー系のチーム、トヨタとか大きな会社は良くても、そういう会社じゃなくてプライベーターが持ってるチームっていうのは、そのエンジンをね、例えばフェラーリのエンジンを売ってくれってお金を出すとすーーごい高いんですよ。ものすごい金額になってしまうんで、じゃあコスワーズがスタンダードエンジンでなるべく安く提供出来るように全チームに同じエンジンを渡しましょうというのがスタンダードエンジン。


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