ええ・・ね、ブラジルはこれはまあ、凄いレースでしたねえ。ほんとにゴール200m手前で、ほんとに数秒ですね、言ってみれば。この数秒でワールドチャンピオンがどっちになるか、わからなかった、という、凄いレースだったんですねえ。マッサにとってはね、去年がチームメイトのライコネンが優勝争いしてたんで、そのブラジル母国でチームメイトを援護する走りをしなければいけなかったんですね。チームメイトがワールドチャンピオンかかってたんで。母国グランプリで援護をする走りをするっていうのはね、かなり心境的には難しい心境でしょう。で、今年は逆の立場だったんですね。逆にライコネンがマッサを援護してくれて、で、その・・母国で優勝をし、なおかつワールドチャンピオンが決まるかもしれないレースだったんですね。だからマッサにとったら母国で優勝したことは嬉しかっただろうけど、ワールドチャンピオンになれなかったことはちょっとやっぱ悔しいですよね。だから複雑な心境だと思うんだけど。今年はピット戦略、ピット的にね、フェラーリは上手くいきませんでしたので、ピットワークでポイントを落としたレースもあったんですね。それさえ落としてなければマッサはワールドチャンピオンになれてた、ですよ、実は。だけどマッサはコメントとしてね、僕たちはチームとしてチーム全員が勝ち方も負け方も勉強になった年だったっていうような言い方をしたんですね。ですからクルーを責めることもなく、チーム一丸となって闘った結果がこうだったんだよというような言い方をしたんですね。素晴らしいですね。ですからまた来年に期待したいなと思いますけど。まあなんだかんだ面白い年ではありましたけどね、今シーズンね。