光「はい、あの・・ずれてるわけがないと思います」
剛「わけがない?」
光「はい、ずれたら」
剛「痛いか」
光「ほとんど目開きません」
剛「なるほどなるほど」
光「真っ赤になります」
剛「と言うことは写真の証明具合で・・」
光「あの・・たぶんこの子は勘違いしてんねや。コンタクトレンズを知らんのやろな」
剛「どういうことですか?」
光「ハードコンタクトって、ちょっと下なんですよ」
剛「あ、そうなんですか」
光「真ん中じゃないんです、ちょっと下の方についてる」
剛「ソフトは真ん中なんですか?」
光「ソフトっていうのは黒目より大きいのね」
剛「はいはいはい」
光「だから、ベトッて張り付いてる感じになってる」
剛「はいはいはい」
光「ハードは黒目よりちっちゃい、だから」
剛「ずれてる感じに見えるっていうことですね」
光「そうそうそう」
剛「なるほど。やってさ」
光「それぐらいのことやねんけどね(笑)でもあの、ハードコンタクトでオレが何回か死にそうになったのは、ハードやから硬いねんな」
剛「硬い」
光「もうめっちゃ目こするくせ、あんねん、コンタクトつけてても。したら、ずれて、かたいやん?そん中の空気が抜けて、吸盤みたいにぐって張り付く・・」
剛「ああ、痛いね」
光「事があって、そこだけ血がぐあーって溜まってきて」

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